菌糸商品の再編成と価格改定について

2020年12月17日
 昆虫飼育(ブリード)の端初は国産オオクワガタで、もっぱら、業界呼称オオヒラタケ菌 (小社では、国内に分布するウスヒラタケに似る南方系ヒラタケと解釈しております)が使用されていました。20年ほど前のブームにより、外産の様々なクワガタ・カブトが輸入され飼育法も多様化して来ております。幼虫飼育用の菌糸商品(菌糸ブロック・菌糸ビン)の原材料は、オガ粉(呼び名は鋸屑、チップ、ザラメ等)で、キノコ菌が好む栄養物を添加し、培養したものです。
キノコ栽培と違うのは、水分含量が10%程度少ない事です。これは、鋸屑がキノコ菌による分解・腐朽で水ができるため、水分過多にならないようにするためです。
小社は、クヌギ鋸屑(微粒子)を使った菌糸商品を売り物として業界に参入しましたが、古くからのブリーダーやショップは、ブナファンが多く、また、粗目の商品が好まれているとの事で、随時その要望に応えて参りました。従って基本となる主原料は、クヌギとブナを混合したものを使用しております。

☆菌糸商品の再編
今回、需要増に伴う欠品により、皆様にご迷惑をお掛けした事を反省し、主原料であるオガ粉
による菌糸商品の再編を行う事としました。今後、2ヶ月程度の猶予期間を設けながら下表の組み
立てにしたいと考えております。



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今日に至る間、ブナの入手先が広島から北海道へと変わりました。九州と北海道は遠く、入手には、輸送費の高騰も相まって厳しくなりました。何とか、欠品を抑えたいとPタイプ(オールクヌギ)商品を用意しております。サイズの実績はこれからですが安定した商品に致します。

☆価格の改定
 諸般の事情から、新年より菌糸商品の価格改定をさせて頂く事になりました。クヌギ産卵木およびブナオガ粉の入手難が引き金となりますが、商品の円滑な供給のためにも避けて通れなくなった事ご理解の程お願い申し上げます。改定価格につきましては、ホームページ上で行いますが、書き換えは年度末ギリギリとなる予定です。なお、商品の再編同様、2ヶ月程度の猶予期間を設けますのでご相談下さるようお願い申し上げます。
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